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新築現場より~内装工事(内壁)

2022年5月17日(火)

外壁に漆喰を塗るのと同時に内装工事も進んでいきます。
今回は内装工事の一つである内壁の工事についてご紹介いたします。
大得工務店が手がける無添加住宅では、内壁や天井も漆喰で仕上げていきます。
漆喰の歴史はとても古く、日本では、戦国時代に火に強い城郭(じょうかく)建築のため石灰と海草糊を混ぜて使う独自の漆喰工法が確立されました。また、江戸時代には裕福な商人屋敷の土蔵や神社仏閣に使われるようになりました。
現代では主に優れた調湿・脱臭機能や、ウィルスを不活性化させる特徴、見た目の美しさで漆喰壁を選ばれるご施主様が多く感じます。

下地処理

下塗材を塗布し目地処理
下塗材を塗布し目地処理

石膏ボードの表面に漆喰の付きを良くする為、下地材を塗布して継ぎ目が目立たないように目地を詰めていきます。
この処理が甘いと漆喰が割れたりはがれたりする原因ともなりますので丁寧に施工していきます。

同じものはない「唯一の壁」

漆喰で仕上げ
漆喰で仕上げ

漆喰は塗り方次第で多彩な表情を見せてくれます。
同じ漆喰を使ってもその日の天候(温度、湿度)、コテの使い方によって全く別の表情を作ることができます。
アールのついたカーブ面やまるい形の造形も漆喰塗りの壁ならでは。「曲線」「曲面」の表現は大得工務店の得意とするところです。
そもそも日本の伝統的な左官工法による漆喰壁の塗り方は、本来は職人さんによる高度な技術が必要とされるものですが、仕上がりを気にしなければ誰でも塗ることができます。こてを使わずに手で塗ることもでき、ご施主様の中には家族の思い出作りのために壁の仕上げの一部をご家族で塗る方もいらっしゃいます。

「曲線」「曲面」の表現は無添加住宅の得意とするところ
「曲線」「曲面」の表現は無添加住宅の得意とするところ

光を反射して美しい漆喰

漆喰の壁の完成
漆喰の壁の完成

漆喰を壁と天井に塗り終わった後は、表面は乾いていますが漆喰に含まれる水分の影響で湿度が高くなるため室内の湿度が65%以下になるまで除湿器を稼働します。
きれいに塗られたしっくい壁は光を反射して何とも言えない良い表情を見せてくれます。
また、漆喰の主成分である消石灰は長い年月を経て空気中の二酸化炭素と反応して石灰岩の成分に戻っていき耐久性が増していきます。

【シリーズ 新築現場より】
地鎮祭
地業(ちぎょう)工事
配筋工事・耐圧盤コンクリート打設
型枠工事・コンクリート打設・基礎工事完了
建方工事(その1)
建方工事(その2)
自然素材の防腐防蟻処理「ホウ酸処理」
屋根工事(クールーフ工法)
屋根工事(洋瓦)
中間検査
サッシ取付工事・電気工事
断熱工事
外壁工事
内装工事(内壁)
内装工事(フローリング・建具)
内装工事(オリジナルキッチン)
外構工事(玄関アプローチ)
外構工事(ウッドデッキ)
建物完成・お引渡し

大得工務店の無添加住宅新築現場では、お住まいになられるご家族が毎日目にする部分にも徹底的にこだわり、家族と自然の未来の為に、「誰もが」「普通に」「安心して」100年は住める家を建てたいと考えています。

身体に優しい自然素材 | 大得工務店の施工事例 | もご覧ください。

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