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素材ってどうやって出来ているの?断熱材『炭化コルク』ができるまで

2024年6月25日(火)

環境に優しい炭化コルク

コルクの使い道で最も有名なのはワインの栓。

コルクは柔軟性があることや、気密性が高いことでコルク栓として使用されており、ポルトガルを中心とした地中海沿岸で生産されています。

私たちはそのコルクの特性を家にも活かしたいと考え、コルクを炭にした「炭化コルク」を断熱材として使用しています。

 

 

職人の手斧によってコルク樫から樹皮を剥ぎ取る

伐採したコルクの樹皮を集め、天日乾燥させる

商品にならないバージンコルクやコルク栓を集め、製造工場へ運搬

蒸し焼きにし、コルクの樹脂成分だけでブロック状にしていく

炭化されたコルクはポルトガルの生産工場に保管され順次日本に輸送

建築現場では主に漆喰の下地となる外壁にまさに炭に包まれた家

 

【なるほどコラム】外断熱工法に最適な炭化コルク

炭化コルクと漆喰を組み合わせてみると、優れた性能を発揮します。

それは、炭化コルクを下地にし、その上から不燃材の漆喰を組み合わせることによって、相乗効果が得られることがわかりました。

2つの素材の融合で、耐火性が上がり、国土交通省の厳しい試験をクリアし、「30分防火構造」の認定を取得しています。

また、万が一燃えた場合でも、化学接着剤を使用している化学建材のようにダイオキシンなどの有害ガスが発生することもありません。

 

自身の樹脂成分だけで固まるので100%天然素材

 

炭化コルクの上に漆喰を塗っていく

 

漆喰壁と炭化コルクの耐火実験

 

 

 

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