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いまさら聞けない自然素材~その5~(炭化コルク)2022年6月24日(金)

「炭化コルク」とは?

炭化コルク生産炭化コルク(たんかこるく)は、コルク樫の表皮から取れるものの中から、商品にならないバージンコルクや、ワイン栓に使うコルクの残りなどを廃棄利用し、蒸し焼きにして炭にしたものです。
廃棄となるコルクの粒を型にはめ込み、高温の蒸気加熱と圧力を加えて炭化コルクを生産します。その時にコルク自身のヤニで固形化し、接着剤を使用する必要がないため、まさに天然コルク100%の建築素材です。

炭化コルクはエコロジーな天然素材

コルク樫の樹皮を剥ぐコルク樫はポルトガル、スペイン、南フランス、北アフリカの地中海沿岸地域に群生しています。コルク樫の寿命は150~200年。樹齢20年ごろからコルク樹皮が収穫できるようになり、羊の毛を刈るように丹念に樹皮だけを剥ぎ取ります。コルク樫は再生力が強く9年の歳月を経てまた樹皮を再生します。成木となり初めて収穫するコルクはバージンコルク、2度目の収穫がセカンドコルクと呼ばれます。バージンコルクとセカンドコルクは樹皮の凹凸が激しく硬いためワイン栓として使用できず、3度目以降に収穫されるコルクは良質なコルクとしてアマディアコルクと表されます。
炭化コルクの原料は、ワイン栓として利用できないバージンコルク、セカンドコルク、3度目以降に収穫されるコルクからワイン栓を抜いた後の端材を使用しています。自然が育んだ大切な天然素材コルク。いつまでもその資源を大切に、緑豊かであることを願い利用されています。

炭化コルクの特長

断熱性能

1立方センチメートルあたり4000万個の空気を内包した微細な細胞から構成されている炭化コルクは、優れた断熱性能(0.038W/m・k)を持っております。また、炭化させる前のコルクは、スペースシャトルのエンジンノズルの断熱材としても使用されていました。

防音性能

炭化コルクには優れた防音性と吸音性があります。(1,000~2,000ヘルツの音を吸音)。また、衝撃吸収性により、音の振動を遮ります。これにより、従来の高断熱・高気密住宅の「音が響く」という弱点を解消します。

調湿性能

炭化することでコルクの気泡部分が開き、空気中の水分を吸収したり吐き出したりする性質を持つようになります。乾燥した冬、ジメジメした夏、この炭化コルクが湿気をコントロールします。

防虫性能

コルク樫の木は、虫から身を守るために忌避成分のあるスベリンという物質があり、虫やダニを寄せつけない住環境を作ります。

耐腐食性能

その名の通り炭化したコルクは、通気性、防虫性があり栄養分も無いので長く腐らず、その形状と弾力性を保ち、断熱性能を長期に渡り維持します。

大得工務店では、優れた断熱材として「炭化コルク」を使用しています。

断熱材として炭化コルクを使用

大得工務店のモデルハウスの断熱材も、もちろん炭化コルクを使用しています。残念ながら現在は漆喰を塗ってしまったために実物をご覧いただくことはできませんが、構造見学会などで建設途中の注文住宅をご覧いただける機会もございます。
大得工務店は、昔ながらの天然素材を使用しているのに現代の建材よりも快適なお住まいを提供し、ご家族の笑顔と自然の未来の為に「誰もが」「普通に」「安心して」100年は住める家を建てたいと考えています。

身体に優しい自然素材 | 大得工務店の施工事例 | もご覧ください。

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