いまさら聞けない自然素材~その4~(柿渋)2022年6月17日(金)
「柿渋」とは?

渋柿の未熟な実
柿渋には大量のタンニンと有機酸(酢酸や酪酸他)などの不純物が含まれ、銀杏を潰したような強い異臭を放ちます。一般には長く貯蔵したものほど良いとされています。
「柿渋」の歴史

無垢材の耐久性を高める柿渋
柿渋には防腐作用があるため、即身仏(ミイラ)に塗布したり、水中で用いる魚網や釣り糸の防腐と、強度を増すために古くから用いられてきました。また、古来より木工品や木材建築の塗装の下地塗りにも用いられ、縄灰と混ぜて外壁の塗装にも使用されたとのことです。
無添加住宅における「柿渋」の存在。

無添加住宅オリジナル柿渋

柿渋で色付けされた無垢材
上記のように、成分分析など出来なかった時代から伝わる自然素材の扱いや、柿渋の性質、メリットなどを熟慮したうえで、大得工務店が手がける無添加住宅では、だれもが安心して100年は住めるように柿渋を様々な場所で使用しています。
【シリーズ】
・いまさら聞けない自然素材~その1~(無垢材)
・いまさら聞けない自然素材~その2~(しっくい)
・いまさら聞けない自然素材~その3~(米のり)
・いまさら聞けない自然素材~その4~(柿渋)
・いまさら聞けない自然素材~その5~(炭化コルク)
身体に優しい自然素材 | 大得工務店の施工事例 | もご覧ください。