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いまさら聞けない自然素材~その3~(米のり)2022年6月3日(金)

「米のり」とは?

米のりはご飯から無添加住宅の集成材は、米のりで接着しています。「米のり」とはお米と水だけで作る日本古来の接着剤で、木材の接着だけでなく布などの貼り合わせにも幅広く使われてきました。
米のりの作り方は諸説ありますが、炊いたご飯を木べらなどで根気よく練っていくことで粘りが出てきて、水分を適宜加えて硬さを調整して行きます。基本的な作り方はこれだけです。ご飯と水だけでなぜ接着剤になるのかをこの後ご説明いたします。

「米のり」の歴史

日本では古来から接着剤として「にかわ」という動物の骨や皮を煮て作られるゼラチンを使用していました。にかわは高温では液体ですが、常温では固体になります。その性質を利用して、のりとして使用されていたのです。
仏教が日本に伝来して以来、「にかわ」は動物の肉食を嫌う習慣があったことや高価であったため普及したしたのが「米のり」です。日本では奈良時代のころから建具や家具の接着剤として使用されていたと言われています。昔の大工さんは、朝一番、飯を木板の上で竹ベラでこねるのが仕事だったそうです。

「米のり」のメカニズム

米のりの化学式米は熱によってα化(アルファー化)(高分子化)し、固まるとセルロース、つまり木と同じようなものに変化します。木と木を接着する際、気温や湿度によって多少木が膨張したり、収縮したとしても米のり自体が木と一体化しているので、剥がれにくいという特長があります。このα化した米のりの寿命は長く、100年以上もつとも言われているのです。(代々伝わる仏像も米のりで接着されています)
原材料が米と水のため、体に悪いものは一切含まれず接着剤としての寿命も非常に長い米のり。しかし、米のりにまったくデメリットがないかというとそうでもありません。
米のりは接着するまでに1日以上かかってしまいます。瞬間的に接着されるわけではないので、少し時間を要します。
また接着部分に直接水がかかってしまうとはがれやすくなるので、注意が必要です。

「米のり」のメリット

ご飯からできているので食べられるくらい安全です。
当然ながら揮発性有機化合物(VOC)による室内空気汚染もありません。
近年、問題視されている「シックハウス症候群」の原因のほとんどが、接着剤などに含まれる化学物質だとわかってきました。
さらに、化学合成接着剤は身体に悪いだけでなく、だいたい20~30年で劣化すると言われています。この接着剤の寿命が結果として家の寿命になってしまいます。

上記のような米のりの性質やメリットなどを熟慮したうえで、大得工務店が手がける無添加住宅では、だれもが安心して100年は住める家を建てるためにも、米のりを取り入れることにしました。こうした接着剤で十分な接着効果と健康的な効果が期待できるので、無添加住宅の資材は木材の貼り合わせなどに使うのりを手づくりの米のりにしているのです。

身体に優しい自然素材 | 大得工務店の施工事例 | もご覧ください。

 

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