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床材、建具に生きた建材『天然無垢材』

2024年4月4日(木)

当然ですが、昔は木といえばムク材でした。

使用する箇所によって、堅い木、

柔軟な木、防水性の高い木、

防虫性の高い木等を使い分けてきました。

 

では、現在はというと、

コスト面や生産性の面から

ムク材に代わり添加剤だらけの

粗悪な木(もどき)が氾濫

しているのです。反りや軋みが

ないからといって、化学接着剤の

塊のような集成材や、年月が

たつとボソボソとはがれてしまう

ようなプリントの木目に魅力が

あるでしょうか。しかも、

万一の火災時にはそれらの

木もどきの建材は猛烈な化学物質を

まき散らして、人間の命を奪うのです。

ムク材にふれてみるとまず、

その優しさが伝わってきます。

夏はひんやりと涼しく、冬はじわっと

温かいのです。

また、木の優しい香りに包まれて

ください。木立の中にいるかの

ようです。

使い込むほどに本物の木だけが

見せる味わいも感じます。

ムク材は調整性能も持っています。

室内が乾燥すれば水分を吐き出し、

湿気が多い時には水分を

吸い込みます。

健康に暮らすために選んだ素材は

生きているんですね。

無添加住宅は、ムク材しか使いません。

だから磨いたりワックスを塗りなおしたり

の日頃のお手入れも大事になります。

そうした家とのお付き合いも

楽しみになるくらいの覚悟は

もってほしいと思うのです。

 

ちょっと木の話

折り箱や薄板で食べ物を包んだり

したのは、木が抗菌、殺菌効果を

持っているからで、昔の人の

生活の知恵でした、木は、菌や虫が

嫌う天然の化学物質を持っています。

いわゆるフィットンチッドと

呼ばれるものです。

例えば抗菌作用の強い木は、

菌や虫だけではなく人にも影響を

及ぼします。化学物質過敏症の方の

中には、その物質に反応される方も

おられます。無添加住宅では

身体に近い室内には、人に優しい

抗菌作用の弱い樹種を厳選して

使い、土台などの構造材には

菌や虫に強い樹種を適材適所で

使用しています。

無添加住宅のムク材は

燻蒸処理はしていません。だから安心です。

高温釜による殺虫

高温釜
高温釜

無垢材は呼吸をしています

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いかがでしたでしょうか。

大得工務店(神奈川県横浜市南区)設計の

無添加住宅は、漆喰の壁、無垢材の床、

自然素材の建具や住宅設備で

室内の空気環境を安心快適にしてくれます。

自社の大工さん達と一丸となり、

ご家族の笑顔と未来の為に

100年住める家を目指したいと考えております。

注文住宅、戸建、マンション・アパートの

リノベーションをお考えの際は

お気軽にお問合せください。

大得工務店「空気の考え方」

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