何億年もの時を経て形成されたエコ素材『天然石』
近年、屋根材といえば、人工スレートが主流です。
この材料はセメントと石綿です。石綿はアスベストではないのですが、
両方とも構造的にはよく似ていますので、体にいいはずが無いと思われます。
そこで、天然素材の屋根ができないものかと国内外で探しました。
スペインとフランスの間にアンドーラという国があります。
ピレネー山脈の高地に位置する自然に恵めれた環境と、豊富な天然粘板岩が産出する地方ゆえに、
現地の家の屋根がすべて天然石で葺かれているのです。
しかも、筑後300年経った家でもまったく美観を損なわず存在し続けるのを見て、
「これだ」と思い、日本で石を葺いてみたのです。試行錯誤を繰り返し、
釘で止めるのではなく、石を引っかける独自の工法を考えだし、
これにより、安価にする事を可能にしました。
しかも石葺の隙間を利用して、屋根部の熱自然の風力で強制換気する事で、
従来の屋根以上の涼しさを実現。それが無添加住宅性の省エネ屋根システム「クールーフ」です。

自然な美しさと耐久性を兼ね備える天然玄昌石を使用しているので、
生産するのに二酸化炭素を排出せず、再利用ができ、残材は土の中へ戻せる。
こんなエコロジーな材料を使って、親子代々にわたり再利用していけば、
使い捨て日本を変えていけるかもしれません。

珊瑚や貝殻の化石など、様々な表情の石を適材適所で使用しています。

ちょっと石の話
石は大きく分けて3種類あります。
まずは最も古い火成岩です。これは太古の昔に地球が冷える時に
出来たのですが非常に粒子が細かく、摩滅しにくい石です。
次に堆積岩です。これは名前のとおり様々な物質が堆積し、強い圧力がかかって団結したものです。
火成岩よりも柔らかいです。最後に変成岩です。これは地殻の変動時に高音・高圧にさらされて、
科学的に変化した石です。石は柔らかいものや、硬いもの、また、色や形も様々です。
無添加住宅では多種多様な石を適材適所に使って、非常に個性的な表情を持った住まいをつくります。

重厚な美観と自然な優しさ、軽くて涼しい天然石の屋根「クールーフ」
この独自の工法を採用して頂いたお客様から「屋根裏が暑くない」、
「3階は暑いと聞いていたのに暑くない」、「石葺き屋根の家は暑くないので3階で作業がしやすい」
などの不思議な話を聞き、独自に温度を測定調査したところ
無添加住宅の石葺き工法が屋根の冷却に効果があることを確信し、
これを日本建築総合試験所に実験を依頼したところ、このように実証することができました。
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自社の大工さん達と一丸となり、
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