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無添加な素材のはなし ~Vol.3~ 【柿渋】自然素材の効能を生かして

2020年5月15日(金)

無添加住宅で使われる、美しく、楽しい素材。

ここであらためて、それらの魅力をお伝えしていきたいと思います。

 

今回紹介するのは、「柿渋」です。

現在の住宅の防腐・防虫・防カビ材が健康に及ぼす影響は、かなり大きいと思われます。

なぜなら、虫が嫌うもの、カビが嫌うものを化学物質で製造しているから。

虫が死んでしまう化学物質が、人体に良いはずがありません。

畳の下に防虫シート、抗菌シート、そして抗菌フロアー。

家の中には化学素材があふれかえっています。

 

はたして自然素材で防腐、防蟻ができないのでしょうか。

 

自然界には、植物自体が虫、鳥、菌などから身を守るための「技」を持ったものが数多く存在します。

 

たとえば、楠(くすのき)いわゆる樟脳(しょうのう)、馬酔木(あせび)などは、昔から殺虫剤として利用されていました。

馬酔木

そして、渋柿(しぶがき)から作る柿渋は、昔、鳥居の防腐、投網の防腐などに広く使用されていました。

無添加住宅では、柿渋を建具に独特の光沢を出す塗料として、

土台には防腐・防蟻のために、柿渋にホウ酸を混ぜて使用しています。

ウッドデッキ塗布用には、ナチュラルな色彩と耐候性を高めるために、ベンガラを混ぜました。

また、塗料としての柿渋は、防腐・防虫・防カビの役割だけではありません。

柿渋を塗ったところに太陽光があたると、徐々に深い味わいの色味に変化していきます。

 

性能もさることながら、その風合いはペンキでは現わせません。

時間が経つほどにその価値を感じていただける素材のひとつです。

柿渋で色付けされた無垢材

自然素材の「効能」の中での快適な生活を実現する、「無添加住宅」です。

 

 

 

さて、いかがだったでしょうか?

家を建てたい!ハウスメーカー?工務店? 注文住宅・リフォームは業者選びが重要です。

大得工務店(神奈川県横浜市南区)設計の無添加住宅は、漆喰の壁、無垢材の床、

自然素材の建具や住宅設備で室内の空気環境を安心快適にしてくれます。

自社の大工さん達と一丸となり、ご家族の笑顔と未来の為に100年住める家を目指したいと考えております。

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