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三寒四温という言葉の意味をご存じですか?

2023年2月17日(金)

2月から3月の春が近づきつつある時期に「三寒四温(さんかんしおん)」という言葉を耳にされたことはないでしょうか。これは、寒い日が3日くらい続くと、そのあとに比較的暖かい日が4日続くという意味の言葉で、寒暖の周期を表しています。

日本は三寒四温ではない?

厳しい寒さ
厳しい寒さ

三寒四温という言葉はもともと中国の東北部や朝鮮半島の北部で冬の気候を表す言葉として用いられていたようです。このエリアは冬のシベリア高気圧から吹き出す寒気がおよそ7日ぐらいの周期で、強まったり弱まったりすることを表現する言葉とされています。
いつの頃からか日本でも三寒四温という言葉が使われるようになりましたが、日本では寒い日が3日続いた後で暖かい日が4日続くということは気象現象としてはありません。そして三寒四温という言葉は、そもそも気象学用語でもありません。

日本の三寒四温は暖かい

梅とうぐいす
梅とうぐいす

日本では三寒四温という言葉は徐々に暖かくなっていくというニュアンスで使われることが多く、主に春先に使われる言葉となっています。
中国では冬の気候を表す言葉として使われていましたが、日本では春の暖かさをイメージする意味合いに変化しています。
でも、三寒四温と聞くと「なんとなく春だな~」と思える私はほんの少し風流を解する人間なのかもしれません・・・

三浦海岸の桜と菜の花
三浦海岸の桜と菜の花

今日は10度で肌寒かった横浜エリアは週末には19度となるようです。まさに日本的な三寒四温な気候。せっかくのお休みは思い切って外に出て春を探しに出かけませんか?

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