ブログ

固定種・在来種のタネが日本の未来を救う??

2023年9月4日(月)

これまで私は種について少しばかり勘違いをしていた様です。

固定種・在来種は昔から根付いた品種で体に良くて、F1種は体に良くない・一代しか育たない。と思っていたのですが、

今年も『オーガニックライフスタイルEXPO2023』にて、種の交換会が開催されるので改めて種について調べてみたところ、

どうやらF1は完全なる悪モノという訳でもなさそうです。

 

固定種・在来種・F1・遺伝子組み換え種子の違いとは?

 

植物の種には大きく2つに分類することが出来る。

それが、固定種とF1種。

 

固定種とは

固定種とは自家採種による人為的淘汰や自然淘汰によって、形や色など固定化された形質が、親から子・子から孫へと代々受け継がれた種の事で、その土地の風土や気候に順応している。個性が強く発芽のタイミングや大きさ、成長スピード等にバラつきがある。

地域の伝統野菜として販売されているものは固定種である事が多い。

在来種もこの固定種に含まれる。

 

F1とは

一方、1種は、遺伝的に形質が違う者同士を掛け合わせると、必ず優勢の形質だけが子へと受け継がれる。というメンデルの『優勢の法則』と雑種第一代が体の大きさ、増殖力、抵抗性などで両親よりも優れている。という『雑種強勢』とい法則を利用したもの。

 

顕現性が強い性質が必ず子に遺伝し発現するので、発芽のタイミング、味や大きさなどが揃いやすく、病害虫に対する耐性も高く、収穫量なども多くなる。

 

ただ、孫世代になると遺伝子が遠いがゆえに色んな形質が発現してしまうそう。

シワが多かったりツルツルしてたり、結果として不揃いになってしまうと言うワケ。

 

なので農家さんは毎年種や苗を種苗業者から購入することになるのだか、それを加味しても成長のタイミングが揃い、安定した品質のものが多く収穫出来るのはかなりのメリットと言えるんではないでしょうか。

なにより手間や人手がかかる交配作業をしなくて済むのも大きいメリットですね。

個人的には不揃いな方が自然で好きですが(^^♪

 

Balcony Garden
Balcony Garden

遺伝子組み換えとは

気にはなりつつも、漠然と『良くない物』として深堀していなかった遺伝子組み換え作物。

今回調べてみて、その恐ろしさを再認識しました、、、。

固定種やF1は人の手によって受粉をコントロールしているものの、自然な交配の延長であるのに対し、遺伝子組み換えは種族のカベを超えて、ひと様に都合のいい性質(虫を寄せないなど)を他の種族の遺伝子情報から切り取り、細胞の中に遺伝子を導入するというテクニックで、人に牛の遺伝子を組み込んで角生やす。みたいな事をしているわけなんですね。

 

こんな事は自然界では起こり得ない訳です。

種族の壁があるからです。人と牛が交配する事はあり得ないですよね。

 

そんな自然界には存在しない細胞を取り込んで、人の体は処理しきれるのか?

とか

食べ続けて弊害とか無いのかな?

とか、

色々と考えてしまいました((+_+))

これは時間が経たないと分からない事なのかもしれません。

私は正直、極力避けたいなと思ってしまいました。

 

巷で囁かれるF1の危険性

私も聞いたことがあったのですが、F1の野菜は種が採種出来ないので、食べると不妊になると言うもの。

これは少し間違っていて、F1から種が採れないは嘘の様です。

種は採れるがその子世代は多様性に富んでしまい、不揃いになる!が正。

ただ、孫、ひ孫、玄孫と交配と採種を繰り返してゆくと段々と土地に馴染み固定化してゆく様です。

 

またF1種を作る際に、「雄性不稔」と言って雄しべの生殖能力がない状態の突然変異種を利用して、自家受粉しないよう、雄しべを取り除くと言う手間を省いているそうなのですが、この’’生殖機能を持たない’’と’’F1は種が取れない’’と言う二つの誤解が食べると不妊になる!へ結びついたのでは?と言われています。

ただ、遺伝子組換えを利用した「雄性不稔」については、議論がなされているようです。

 

固定種や在来種の可能性

F1種が私たちの生活を支える一方、日本での種の自給率は低く、その殆どを輸入に頼っているのが今の現状。

万が一生産地からの輸入が滞りでもしたら、たちまち食卓から野菜が消えてしまう事もあり得なく無いのです。

そんな意味でも、日本の風土に根ざした日本ならではの固定種を受け継ぎ、次世代に繋いでいくと言うのは大袈裟でなく日本を救う可能性を大いに秘めているのでは無いでしょうか。

 

日本の未来を守り繋ぐ、あなたもその一人になりませんか(^-^)?

オーガニックライフスタイル EXPO2023でお待ちしてます☆

 

 

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

家を建てたい!ハウスメーカー?工務店? 注文住宅・リフォームは業者選びが重要です。

大得工務店(神奈川県横浜市南区)設計の無添加住宅は、漆喰の壁、無垢材の床、

自然素材の建具や住宅設備で室内の空気環境を安心快適にしてくれます。

自社の大工さん達と一丸となり、ご家族の笑顔と未来の為に100年住める家を目指したいと考えております。

戸建・一軒家・マンションアパートリノベーションをお考えの際はお気軽にお問合せください。

大得工務店「空気の考え方」 | 家づくり | 施工事例 | もご覧ください。

 

PAGE TOP