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1月7日は七草粥を食べて一年を健康に

2023年1月6日(金)

1月7日は七草粥を食べて一年を健康に過ごしましょう。

1月7日に七草粥を食べると、1年間病気にならないと言われています。
お粥を食べるだけで一年病気にならないというのも根拠のない話のようにも思えますが、そもそもなぜ1月7日にお粥を食べるようになったのでしょうか?
1月7日は本来は「人日の節句」という五節句のひとつを指します。他には、3月3日の上巳、5月5日の端午、7月7日の七夕、9月9日の重陽の節句があります。人日とは文字通り "人の日"という意味で、中国の前漢の時代に新年の運勢を占っていたことに由来するようです。さらに唐の時代になると、人日の日に「七種菜羹(ななしゅさいのかん/しちしゅのさいこう)」という7種類の若菜を入れた汁物を食べて、無病息災を願うようになったとのこと。また、官吏昇進を1月7日に決めたことから、その日の朝に七種菜羹を食べ、立身出世を願ったといわれています。この風習が奈良時代に日本へ伝わると、年のはじめに若菜を摘んで食べ生命力をいただく「若草摘み」という風習や、7種類の穀物でお粥を作る「七種粥」の風習などと結びつき、「七草粥」に変化していきました。
また、7日といえば「松の内(一般的には1月1日~1月7日)」の最後の日にあたります。七草粥が定着した背景には、お正月のご馳走に疲れた胃腸をいたわり、青菜の不足しがちな冬場の栄養補給をする効用もあり、この日に七草粥を食べることで、新年の無病息災を願うようになりました。

春の七草の意味

春の七草
春の七草

では七草粥には何を入れたらいいのでしょう? 一般的に七草粥の七草は「春の七草」をさします。
芹(せり)……水辺の山菜で香りがよく、食欲が増進。
薺(なずな)……別称はペンペン草。江戸時代ではポピュラーな食材。
御形(ごぎょう)……別称は母子草で、草餅の元祖。風邪予防や解熱に効果。
繁縷(はこべら)……目によいビタミンAが豊富で、腹痛の薬にも。
仏の座(ほとけのざ)……タンポポに似ていて、食物繊維が豊富。
菘(すずな)……蕪(かぶ)のこと。ビタミンが豊富。
蘿蔔(すずしろ)……大根(だいこん)のこと。消化を助け、風邪の予防にも。

春の七草の栄養素

春の七種は栄養面から見ても非常に体に良いものばかりです。

せり……鉄分が多く含まれており増血作用が期待できる。
なずな……熱を下げる、尿の出をよくするなどの作用。
はこべら……たんぱく質が多く含まれミネラルなどの栄養に富み、古くから薬草としても。
すずな・すずしろ……ジアスターゼが消化を促進。

七草粥は春の七草に限らない

七草粥
七草粥

そもそも七草粥のルーツが「七種菜羹」や「七種粥」であるように、もともとは7種類のものを入れた汁です。いわゆる「春の七草」になったのは後世のこと。春の七草に限らず、7種類の野菜を入れて作る地方や、野菜以外の具やお餅を入れて7種類とするところもあります。
春の七草が手に入らなければ、お正月に使いきれなかったネギ、ホウレンソウ、ミツバなど、お好きな野菜でOK。できるだけ新鮮な若菜を使うことで、「年のはじめに若菜を摘んで食べ生命力をいただく」という本来のコンセプトに近づきますよね。

昔から現代まで残る風習は、一見意味のないことのようにも見えますが、実は理にかなったことも多いです。
大得工務店の手がける無添加住宅も、良いものは変わらないという考えのもと昔ながらの天然素材を使用しているのに現代の建材よりも快適なお住まいを提供し、ご家族の笑顔と自然の未来の為に「誰もが」「普通に」「安心して」100年は住める家を建てたいと考えています。

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