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無添加な素材のはなし ~Vol.2~ 何億年もの時を経て形成された宝物2020年4月20日(月)

無添加住宅で使われる、美しく、楽しい素材。

ここであらためて、それらの魅力をお伝えしていきたいと思います。

 

今回紹介するのは、「天然石」です。

 

近年の屋根材といえば、人工スレートが主流です。

この材料はセメントと石綿。石綿はアスベストと構造的にはよく似ているので、健康への影響が心配されます。

また、その多くは築10年ほどでかなり劣化してしまうのも事実です。

スペインとフランスの間にアンドラ公国という国があるのをご存知でしょうか?

豊富な天然粘板岩が産出される地方ゆえに、現地の家の屋根のほとんどが天然石で葺かれていて、築後300年経った家でもまったく美観を損なわず存在し続けています。

その地で無添加住宅にぴったりな素材のヒントを得られました。

 

日本で屋根に石を葺くことには試行錯誤がありましたが、石を引っ掛ける独自の工法や、自然の風力による強制換気で、従来の屋根以上の涼しさを実現した省エネ屋根システムクールーフの開発にこぎつけることができました。

木の化石やサンゴ、貝殻の化石といった、個性的で自然な、美しい表情と耐久性を兼ね備える天然石

もちろん、屋根だけでなく、様々な建材としてその実力を発揮してくれます。

生産時に二酸化炭素を排出せず、再利用ができ、残材は土の中に戻すことができる。

こんな「親子代々にわたり再利用していくことも可能な材料」を使って、夢のある家づくりができるのも無添加住宅の魅力です。

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