耐用年数 ~米のり・にかわ~2018年6月6日(水)
散り際の桜同様、3月に小田急ロマンスカー7000形LSEが引退します。
最前面展望席は子供や鉄以外でも興味を惹かれます。
ハイデッカーや2階建てのロマンスカーがバリアフリーの関係から先に引退しています。
そんな中で現在一番の古豪が35年間走り続けたということです。
インバータなどまだない時代の抵抗制御なので省エネとは言えませんし、
古いものを維持するにしてもコストも次第にかかるようになりますし、
まだ使い続けることは出来るのかもしれませんが様々な理由から世代交代ということです。
さて、住宅はと言いますと、
私共が扱っている無添加住宅は、米のりやニカワという素材を積極的に取り入れ、
50年、100年耐久性がある住宅造りを目指しています。
●米のり:木製の仏像などにも使われているごはんをすりつぶした接着材
●にかわ:いわゆるゼラチンのことで古来から使われている強力な接着剤
米のりを使用して建てられた昔の神社仏閣などは100年どころではないくらい長持ちしています。
“天然の接着剤”を使用
下の写真は天然の接着剤[米のり]を使用したドア建材です。
接着力は大丈夫なの?と聞かれることがあります。
先日実験的に米のりで接着してみた木材があるのですが
普通の力では取れないぐらいにしっかりとくっついています。
デメリットは水に弱いこと。
なので湿度の多い箇所には、プランニングの時点でお勧めしません。
昔から使われ続けてきたものにはちゃんと理由があります。
自分の家を建てることは通常、一生に一度の買い物。
同じ建てるなら長持ちする、体にいい家のほうが良い。
そんな木造の家、無添加住宅なら作れます。