新築なのに体に悪い?なんだかおかしい昨今の住宅事情 その1
新しいうちはきれいっぽい
現在の住宅産業の目指すところはなんでしょうか。
狂いのない、まっすぐ、きれい、安い、掃除がしやすい、汚れない、クレームがない
このような発想で住宅工業化が進み、化学物質を大量に使用した、
新しい建材が使われるようになりました。
コスト優先で化学建材をたくさん使用した工業化住宅は、
建材に使われている合成接着剤が20年から30年で劣化してしまうため、
強度を保てなくなり構造や建物の機能に関わる深刻な問題を引き起こします。
つまり、接着剤の寿命そのものが、住宅の寿命につながるということ。
悲しいことにローンを払い終える頃には建て直さなくてはいけなくなってしまうのです。

こんな住宅大丈夫?
寿命が短くなった住宅は、つくられては壊すことをくり返し、
建築廃棄物を大量に生み出してエネルギーを消費します。
その一方では省エネルギー政策が図られ、住宅の気密性、
高断熱化が進んだ結果、室内の空気汚染が加速し、
シックハウスを増やしているのです。
![]() ゴミは増え |
![]() エネルギーを消費 |
![]() 室内環境の悪化 |
寿命の短い住宅で ゴミは増えて… |
つくったり燃やしたり エネルギーを消費 |
高気密・高断熱・新建材で 室内環境は悪化 |
床はぴかぴかの合板フローリング、壁は塗り壁風のビニールクロス、
ドアは美しい木目調の塩ビシート貼り、温かみのあるテラコッタ調ビニールフロア…。
なかなか雰囲気があって、掃除もしやすく、新しいうちはきれいに見えるのですが、
これらは20年もすれば、ぼそぼそと剥げてきてしまいます。

吸い込む空気は選べない
無農薬の野菜とそうでない野菜が並んでいたら、
体のことを考えて無農薬のものを選ぶことができます。
しかし体に吸い込む空気は、自分で選んで吸い分けることはできません。
人は、90%以上室内の空気を吸っています。
1日に約15㎏に相当する量の空気を吸っていることになります。
食品添加物として使われる化学物資に対しては、
直接口に入れるものだけに消費者の関心も高く、
少しずつ規制が図られてきましたが、建材に使われる化学物質の規制は、
近年ようやく手がつけられ始めたところです。

シックハウス症候群は、化学建材から空気中に放出される化学物質を
吸い込むことによって引き起こされます。
化学物質に対する人体の許容量を超えると発症し、
その体調不良がシックハウスによるものだと判らずに、
そのまま原因となる住宅に住み続けていると、
さらに深刻な症状の「化学物質過敏症」へと進行してしまいます。

次回はF☆☆☆☆ など国の基準ってどうなの?
ホルムアルデヒドは危険?
という点について公開していきたいと思います(^^)/
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