知っておくと収納選びが楽になるかも?2023年11月13日(月)
日本の建築の現場では、昔ながらの計量の単位が今もなお多く使用されています。
例えば土地の広さなんかを「坪」という単位で表現しますよね。
長さは尺・寸なんて単位を使用していたりもします。
普段の生活ではあまり耳にする事も少なくなったこれらの計量の単位は
「尺貫法」といって古くは大宝律令の時代から使用されてきました。
実はこの「尺貫法」、覚えておくと家具や収納選びにとても重宝するかもしれません。
尺貫法では、【長さ=尺、質量=貫、体積=升】と定義されています。
家を建てる際に本当に至る所にこの単位が使われているんですね~。
日本の住宅の殆どは『尺モジュール』と言って、1マスあたり910㎜×910㎜を表します。
1マスとは大きな柱と柱の間隔で3尺(910)に設定されているのです。
これは凡そ畳の短い辺と同等になっています。2マスで畳の長辺と同等です。
関東の一般的な畳は1820㎜×910㎜という事になります。
といった感じで、建てられている日本家屋。
押し入れやクローゼットもこの規格でもちろん作られています。
半畳の収納があったとして、収納壁やクロスの厚み分(おおよそ130㎜)を引くと
780㎜が活用できるスペースになるんですね~
そしてこの尺貫法で出来た日本の住宅事情を熟知して家具や収納を企画しているのが、
なぜかシンデレラフィットするのにはこんな企業努力が隠されていたんですね(^^♪
みなさんも是非収納計画や家具選びに役立ててみて下さい(^^)/