【シリーズ】 改めて知る無添加住宅の素材『漆喰』
漆喰
漆喰の歴史
漆喰の主成分は石灰岩です。
漆喰は、建築材料として古くから使用されてきた歴史ある素材です。その主成分である石灰岩は、窯で焼くことで「生石灰」となり、水を加えると「消石灰」に変化します。漆喰はこの消石灰にぎんなん草などを加えたものであり、壁に塗ると空気中の二酸化炭素と反応して元の石灰岩と同じ成分の炭酸カルシウムに戻ります。この化学反応は、「酸化と還元の法則」に基づいています。
漆喰の歴史は非常に古く、エジプトのピラミッドや古代ギリシャ、ローマ時代の建築物にも使用されていました。アジアでは中国の万里の長城や日本の城郭建築などでも漆喰が利用されてきました。特に日本では戦国時代に独自の漆喰工法が確立され、その防火性や耐久性から多くの商人屋敷や神社仏閣に使用されました。
無添加住宅オリジナル漆喰ができるまで
漆喰の特長
調湿性能結露を抑制!
漆喰は、微細な多孔質の素材であるため、優れた吸湿・放湿性があります。空間の湿度を適度に調節することで結露を防止し、建物の耐久性を維持します。また、湿度の高い夏は湿気を吸い込み、乾燥した冬には湿気を放出し、居心地の良い室内環境をつくります。
抗菌性能カビ・ダニを抑制!
漆喰は強アルカリ性のため、有機物を分解する殺菌機能があります。主成分の消石灰の作用により、細菌の生育・増殖を抑え、カビやダニの発生を防止します。近年、鳥インフルエンザの際に、殺菌のためにまかれたのも漆喰と同じ石灰です。
耐火性能火に強い!
建築基準法第2条第9号基準に適合。ほとんど無機の不燃性の素材で構成された防火材です。化学建材のようにダイオキシンなどの有害ガスが発生することもありません。昔の城や蔵が漆喰で塗られていたのも、漆喰が火に強いからなのです。
吸着性能化学物質を吸着分解!
シックハウス症候群の原因といわれる揮発性有機化合物(トルエン、キシレン等)を吸着し分解します。
メンテナンス性能お手入れ簡単!
ちょっとした汚れは消しゴムで落とすか、カッターナイフで削って消します。ビニールクロスなどは、はじめはきれいですが、汚れるとお手入れをしたところで新しく貼り替えない限り、みじめさは拭いきれません。
安全性能高い安全性!
漆喰はビニールクロスや合板と違い化学接着剤を必要とせず、それ自身が空気中の二酸化炭素と化学反応を起こして固まりますので、シックハウス症候群の原因の一つである揮発性有機化合物を放出することはありません。また、固まった漆喰の成分は炭酸カルシウムなので人にとって最も親和性のある、食べられるくらい安全な物質と言えます。
意匠性能感じがいい、白い輝きと質感!
他の素材では表現できない漆喰壁の白い輝きは、漆喰が空気中の二酸化炭素と化学反応を起こし,元の石灰岩と同じ成分の炭酸カルシウムの結晶となり少しずつ硬化していきます。その白い結晶が光を乱反射し漆喰独自の白い輝きを放つのです。漆喰壁には自然な独特の風合いと質感があります。経年変化しても、いつまでも飽きのこない外観やインテリアを演出します。
省エネ性能電力を16%削減!
無添加住宅の「オリジナル漆喰」が、夏季冷房におけるエアコンの消費電力量を削減する「省エネ性能」を合わせ持つことを、実建物を使った測定実験で検証し、結果一般的なビニールクロス内装仕様の居室より、オリジナル漆喰内装仕様の居室が約16%の省エネ効果があることが実証されました。
また、施工時に大量の水を使うオリジナル漆喰は、ゆっくり乾いていく間に、純枠な炭酸カルシウムが結晶(方解石)化します。それを利用し、漆喰面に光が反射するように高窓や照明器具を配置すれば、照明器具の明るさを控えめにすることや照明器具を削減することで省エネにつながります。
電力を16%削減
オリジナルしっくいの優れた調湿作用が、室内の温度変化を緩和。
省エネ性能
無添加住宅の「オリジナル漆喰」が、下記冷房におけるエアコンの消費電力量を削減する「省エネ性能」を合わせ持つことを、実建物を使った測定実験で検証し、結果一般的なビニールクロス内装仕様の居室が約16%の省エネ効果があることが実証されました。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
家を建てたい!ハウスメーカー?工務店? 注文住宅・リフォームは業者選びが重要です。
大得工務店(神奈川県横浜市南区)設計の無添加住宅は、漆喰の壁、無垢材の床、
自然素材の建具や住宅設備で室内の空気環境を安心快適にしてくれ
自社の大工さん達と一丸となり、
戸建・一軒家・