時代がもとめた しっくい壁の復権
漆喰(しっくい)の壁といえば、
すぐに思い出すのは、お城や蔵。
外敵から財産や命を守るため、
火に強いしっくいが使われたのです。
![outer wall](/wp-content/uploads/2024/05/outer-wall-scaled.jpg)
しかし桃山時代以前、
漆喰は高価なものでした。
なぜなら割れにくくするためのつなぎに、
高価な米で作ったのりを使用していたから
だと推測されます。
その後、安価な海藻のりの発見があり、
漆喰壁は築城ブームとともに発展を遂げます。
昭和の高度成長にともない、
新建材やビニールクロスなどの工業製品に
おされて、すっかり衰退してしまいました。
しかし、近年、健康や地球環境に配慮して
天然素材の壁が、がぜん見直されてきています。
![arch](/wp-content/uploads/2024/05/arch.jpg)
新建材やビニールクロスは、ダイオキシン等の
有害物質を発生します。
それに対して漆喰の成分は、石灰岩と
同じなので燃えにくく、有害物質を
発生することもありません。
その他にも漆喰には、カビに強い、
吸湿性と放湿性に優れている、
室内の空気を浄化している等の
さまざまな特性があります。
自然素材の壁は数多くあるけれど、
漆喰が他と大きく違うところがあります。
それは漆喰自身が化学変化して、
元の硬い石灰岩と同じ状態に固まろうと
することなのです。
そして固まると石や岩と同様に
何百年でも持ちます。
長い年月をかけて元の石灰岩に
もどり、自然の中で生き続ける漆喰。
世界中で壁在として愛されている
理由がここにあります。
いかがでしたでしょうか。
大得工務店(神奈川県横浜市南区)設計の
無添加住宅は、漆喰の壁、無垢材の床、
自然素材の建具や住宅設備で
室内の空気環境を安心快適にしてくれ
自社の大工さん達と一丸となり、
100年住める家を目指したいと考えて
注文住宅、戸建、マンション・アパートの
リノベーションをお考えの際は
お気軽にお問合せください。