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時代がもとめた しっくい壁の復権

2024年5月22日(水)

漆喰(しっくい)の壁といえば、

すぐに思い出すのは、お城や蔵。

外敵から財産や命を守るため、

火に強いしっくいが使われたのです。

outer wall
outer wall

しかし桃山時代以前、

漆喰は高価なものでした。

なぜなら割れにくくするためのつなぎに、

高価な米で作ったのりを使用していたから

だと推測されます。

その後、安価な海藻のりの発見があり、

漆喰壁は築城ブームとともに発展を遂げます。

昭和の高度成長にともない、

新建材やビニールクロスなどの工業製品に

おされて、すっかり衰退してしまいました。

しかし、近年、健康や地球環境に配慮して

天然素材の壁が、がぜん見直されてきています。

arch
arch

新建材やビニールクロスは、ダイオキシン等の

有害物質を発生します。

それに対して漆喰の成分は、石灰岩と

同じなので燃えにくく、有害物質を

発生することもありません。

その他にも漆喰には、カビに強い、

吸湿性と放湿性に優れている、

室内の空気を浄化している等の

さまざまな特性があります。

自然素材の壁は数多くあるけれど、

漆喰が他と大きく違うところがあります。

それは漆喰自身が化学変化して、

元の硬い石灰岩と同じ状態に固まろうと

することなのです。

そして固まると石や岩と同様に

何百年でも持ちます。

長い年月をかけて元の石灰岩に

もどり、自然の中で生き続ける漆喰。

世界中で壁在として愛されている

理由がここにあります。

いかがでしたでしょうか。

大得工務店(神奈川県横浜市南区)設計の

無添加住宅は、漆喰の壁、無垢材の床、

自然素材の建具や住宅設備で

室内の空気環境を安心快適にしてくれます。

自社の大工さん達と一丸となり、

ご家族の笑顔と未来の為に

100年住める家を目指したいと考えております。

注文住宅、戸建、マンション・アパートの

リノベーションをお考えの際は

お気軽にお問合せください。

大得工務店「空気の考え方」

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