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なぜご飯で木がくっつくの?(米のりの不思議)

2023年3月24日(金)

大得工務店が手がける無添加住宅では、化学接着剤は一切使用いたしましません。ドア等の建具は1枚板を使用すると反ったり重量が重すぎるために合板を使用いたしますが、これを接着する時にも接着剤ではなく、ご飯を練って作る米のりやニカワを使用しています。
昭和生まれ方は封筒のふたをご飯粒でくっつけた経験がある方も多いのではないでしょうか?
でも、なぜご飯粒が接着剤の代わりになるのか?本日はそのあたりのメカニズムについてお知らせいたします。

米のα(アルファ)化とは?

米のり
米のり

お米のアルファ化とは、お米に含まれるデンプンの状態のことを指し、熱を加えて柔らかくなった(糊化)状態をアルファ化状態と呼んでいます。これに対して、炊く前の米や冷やご飯の状態になることをベータ化状態と呼びます。

なぜ米のりに接着力があるの?

米のりで木を接着
米のりで木を接着

熱によってα化(高分子化)した米のりは、固まるとセルロース、つまり木と同じようなものに変化します。この特徴を活かし木と木を接着する際に米のりを使用すると、気温や湿度によって多少木が膨張したり、収縮したとしても米のり自体が木と一体化し、剥がれにくいという特長があります。

米のり接着剤の寿命は?

α化した米のりの寿命は長く、100年以上もつとも言われています。
室町時代に作られ現存する仏像が、米のりで接着された寄木を彫刻する手法で作られていたそうです。

米のりのデメリットは?

接着部分に直接水がかかるとはがれやすくなってしまうので、水回りに使用する時は米のりではなくニカワを使用しています。
また。米のりは瞬間接着剤ではないので、接着するまで1日以上かかります。

また体に悪いものは一切含まれず、接着剤としての寿命も非常に長い米のり。
大得工務店ではお客様の住まいの空気環境を良くするために見えない部分にまでこだわり、

昔ながらの天然素材を最新の技術で施工することにより快適なお住まいを提供し、

ご家族の笑顔と自然の未来の為に「誰もが」「普通に」「安心して」100年は住める家を建てたいと考えています。

 

家を建てたい!ハウスメーカー?工務店? 注文住宅・リフォームは業者選びが重要です。

大得工務店(神奈川県横浜市南区)設計の無添加住宅は、漆喰の壁、無垢材の床、

自然素材の建具や住宅設備で室内の空気環境を安心快適にしてくれます。

自社の大工さん達と一丸となり、ご家族の笑顔と未来の為に100年住める家を目指したいと考えております。

戸建・一軒家・マンションアパートリノベーションをお考えの際はお気軽にお問合せください。

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