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高気密・高断熱のワナ

2022年1月28日(金)

2025年度から「新築住宅の省エネ義務化」が義務化されることが決まり、「高気密・高断熱」は現代の住宅の一大テーマと言えます。
一見「夏涼しくて冬暖かくて省エネ」といいことづくめの内容に感じますが、見逃してはいけないポイントがあります。

高気密・高断熱とは

高気密高断熱住宅
高気密高断熱住宅

「高気密」とは建物と外部の間にできる隙間をできるだけ少なくして空気の流れを最小限にすることです。
「高断熱」とは建物と外部の間に断熱材を入れるなどして、室内の温度が外気の温度の影響を受けないようにすることです。
これら2つの要素が重なれば、住宅全体が密閉・保温された空間になります。密閉空間では冷暖房の効率が上がりますので、エネルギーの消費も少なくなり、冷暖房費が安くなるだけでなく二酸化炭素の量も減らすことができる、家計にも環境にも優しい住宅性能と言えます。

隠れたデメリット

高気密・高断熱は上記で述べたように現代の生活には欠かせない住宅性能のようにも見えます。
しかしながら、この優れた住宅性能にも隠れたデメリットがあります。

・施工コストが掛かる
・結露の頻度が多くなる場合がある
・一酸化炭素中毒の可能性があるので石油ストーブが使えない
・シックハウス症候群やハウスダストアレルギーになる可能性がある
・室内に臭いがこもりがち
・こまめな湿度管理が必要
など、多くが換気に関する物であることがお分かりいただけると思います。

このことからも分かる通り、高気密・高断熱住宅に置いて一番重要なのは、室内空気をどのようにして調整(換気)するかということです。
※全ての事象が必ず発生するわけではありません。

空気は目に見えない

上記のデメリットの中で大得工務店が注目するのは、やはり「シックハウス症候群」です。


外気と室内の自然な空気の入れ替えをしないことで気密を保っているため、「現在の室内の空気の質」が重要視されます。
しかし住宅で使用する建材の中には様々な接着剤が使われることが多く、その接着剤は化学物質(揮発性有機化合物)を含んでいて室内の空気を汚します。

人間が1日に吸う空気の量は約20kg。高気密なのに換気がうまく機能していない空間で過ごすということは、化学物質で汚れた空気を1日中吸うことになる可能性があります。

大得工務店が施工する無添加住宅は化学物質を一切使わない「食べられる家」。
化学接着剤に変わるものとして、米で作る「米のり」、建具やフローリングには薬剤処理をしていない「無垢材」、ビニールクロスのような壁紙ではなく石灰石を主成分にした壁材「しっくい」を使用しています。
また壁に塗られた漆喰は、調湿、抗菌の面でも優れており、天然の換気機能を持つ家と言っても過言ではありません。

無添加住宅の空気の考え方
無添加住宅の空気の考え方

私どもが考える室内の「空気の考え方」に関するパンフレットを差し上げています
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大得工務店の無添加住宅新築現場では、目に見えない空気までにも細心の注意を払い、家族と自然の未来の為に、「誰もが」「普通に」「安心して」100年は住める家を建てたいと考えています。

 

 

 

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大得工務店(神奈川県横浜市南区)設計の無添加住宅は、漆喰の壁、無垢材の床、

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自社の大工さん達と一丸となり、ご家族の笑顔と未来の為に100年住める家を目指したいと考えております。

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